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「Gods of Horses UMAYAGAMI」(厩神)昔の農家では、厩といって家の中に馬の部屋があり、馬を家族の一員として大切にしていた。 その厩の守り神を猿とする地方は多く、厩の柱の上に厩神のほこらをつくり、中には猿の頭蓋骨を入れたりした。猿の頭がないときには、手や足を入れて御神体としておさめ、そうまでしなくても、猿の姿を描いた絵馬やお札を貼って魔除けとしたのである。 農家にとって、牛馬は大切な労働力であるため、人間と同じように大事にされた。人を守護する神があるように、馬を守護する神も必要となり、厩神が誕生したのであろう。

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